Kiwi(キウイ)というと、何を思い浮かべるでしょうか。
フルーツ?
それとも丸っこくてかわいい飛べない鳥?
実はもう一つ意味があります。
ニュージーランド人のこと。
私はこの呼び方がとても好きです。かわいいし、本当にいろんなシーンで使われててみんなが愛着を持って使ってるのを感じる。
そんなKiwiたちの住む国、ニュージーランドの話です。
コロナ禍前にニュージーランドに行って、1年ちょっと滞在し、英語の勉強や観光などしていました。その時の話をちょっとずつ書きたいと思います。
ここで言うのもなんですが、渡航前、渡航中、帰ってきてからも先人の書いてくれたブログにはとてもとても助けられました。本当にありがとう!!インターネットのある時代でよかったと何度思ったことか!
私の書く記事は記憶がおぼろげなところもあるし、コロナによって当時と今でルールが変わってしまっている部分もあると思うので、何かの制度や申請の話があっても当時のぼんやりとした思い出っていう感じで気楽に信用しすぎず読んでください。
滞在先にニュージーランドを選んだのは、英語圏・気候が良い・治安がいい・日本から比較的近い・学生ビザでもアルバイトができる・ロードオブザリングのロケ地だから。
それぞれ説明すると、
英語を勉強したかったので、英語圏がかっこいいかなーと。結果的によかったです。イギリスと繋がりが強いので、イギリスから移住した方も多く、私が通った語学学校はNZ人、イギリス人、カナダ人という顔ぶれでした。あと学校にはけっこうヨーロッパ圏の学生が多くて、フランスから来た子なんてイギリスが近いのにわざわざNZに来るのが不思議だったんだけど、聞いたらイギリスは近すぎてあまり特別感がなくて、その点NZはヨーロッパから見ると地球の反対側くらいの感覚の場所らしく、英語も学べるし地球の反対側を冒険できるのが魅力でNZに来たとのことだった。この視点は全くなかったから驚いた。
- 気候が良い
北島は夏でも滅多に30度に届かず、冬は氷点下にならないので振り幅の大きい日本に比べて穏やかな気温。気候も穏やかで過ごしやすい。と、思っていた。
気温の面ではその通り過ごしやすかったんだけど、私が滞在した北島のウェリントン は強風で有名な街で、ほんっとーに風が強い!窓がガタガタいうほどの強風が珍しくないくらい。雨が降っても風で傘をさしていられないので、ウェリントンの住民はほぼ傘を使わずにフード付きの上着で対処していた。私も持っていったウィンドブレーカーを多用しました。ハイキングとか登山が盛んな国なので街中にたくさんアウトドア用品の店があって、ウィンドブレーカーや耐水性の靴がは簡単に現地調達できます。ただし靴のサイズは豊富ではないので足小さい人は注意。
あと紫外線がやばい。日差し強い。
この見晴らし台日差し強すぎてあまり景色見てられなかった。
持っててよかったサングラス。日焼け止めは毎日塗らないとダメだし、夏は塗り直さないと街を散歩してるだけで鼻の頭とか焼けてきます。観光で1日外にいた日は頭皮が日焼けして後日ポロポロ皮が剥けたものでした。
そして薄々気づいていたけれど、そばかすが増えた!もともとそばかすある方だったんですが、渡航前に通ってた美容皮膚科でそばかすを薄くする施術をおすすめされて、やってみたらかなり消えたので嬉しかったんですが帰国したら元通りかそれ以上くらいに出てました。最近また美容皮膚科通い始めて消してます。そばかす、あってもいいんだけど、マスク生活でファンデを塗らない日々に慣れてしまったので、塗らなくてもいい感じになるように皮膚科に投資しています。そばかすやシミが出る出ないは肌質もあるねきっと。
ニュージーランドの隣にはオーストラリアがあって、そこも英語圏なのでなんでオーストラリアを選ばなかったのか聞かれることがあるんだけど、それはあんまり良くない記憶があるからです。高校の修学旅行がオーストラリアで、行ったその年、たまたまハエが大量発生していて、虫が大嫌いな私は旅行中ずっとハエに気を散らされっぱなして辛かった。あとSNSを見た印象で、オーストラリアよりもNZを選んでいる人の方が気が合いそうだなと思ったっていうのもある。個人的な印象で申し訳ないんですが、オーストラリアは陽キャっぽさがある。NZはもうちょっと静かでスローな感じがして、そんなところがいいな・・・と。
語学学校に行って周りの人と話して知ったことですが、オーストラリアは他の虫もけっこうたくさん出るらしく(特にクモ)、片やNZは涼しいからかあまりクモやGに遭遇することは無く、本当にNZにしてよかった。ちなみにハエは出ます。夏に窓を開けてると入ってきて、入ってくる癖になかなか出ていかないので何度もイライラしました。網戸なんで付けないんや(私の滞在した家や建物で網戸がついていたところは一つもなかった)。
- 治安がいい
これは本当にめちゃくちゃ良い。日本以外だと、台湾の街を歩いている時に感じる感覚に近い。海外だけどピリピリせずに歩ける感じ。流石に夜の暗い道とかは怖かったですが、それは日本でも怖い。東京とは人口も違うし滞在していたのが最大の都市じゃなかったからかもしれないけど、街中で喧嘩してたり電車でいちゃもんつけたりする人を全然見ない。
そして現地の人がとっても親切。これは強調しなければならないので太字。親切さというか、人懐っこさというか、本当に感じがいい。カフェやレストラン、小売店を何店舗か利用するだけでも雰囲気を感じることができると思う。何気ない一言をかけてくれる人が多いし、困っているとさりげなく助けてくれて本当感謝しかない。たくさん移民を受け入れている国だし他民族・多文化国家だから寛容なのだろうか。コロナが広がり始めて、アメリカやイギリスでアジア人に対する風当たりが強くなってきたとニュースになっていたとき、NZでは全くそういう雰囲気がなかったので幸運だった。というか滞在期間全てを通じて差別に合わなかった。
- 日本から比較的近い
イギリスやカナダも良いなと思っていたんだけど、その2国と比べたときに日本からのアクセスの良さというかフライト時間の短さが良かった。行き帰りもNZの国内旅行もすべてニュージーランド航空を利用。国内便のスナックで国民的クッキーのクッキータイムを配ってくれるのも嬉しい。
あと時差!NZと日本は3〜4時間の時差(サマータイムがあるので幅がある)なんだけど、イギリスに行ってたらもっと時差があって通話とかメッセージ送り合ったりツイッター見たりするのに影響を感じたんじゃないかなと思った。
- 学生ビザでもアルバイトができる
勉強に時間を割きたかったのであんまりバイトすることは考えてなかったんだけど、お金が無くなってどうしようもなくなった時の場合の保険として選択肢が多いのは安心。
- ロードオブザリングのロケ地
我こそは古のLOTRファンガールなのでこれは大切な要素です。旅行で映画ゆかりの地を見て回るのとても楽しかったし、ワールドプレミアが行われたウェリントンの映画館で3部作の一挙上映を観ることができたのは良い記念になった。
この辺の話は機会があればまた今度。
ちなみに、NZはキウイフルーツの生産で有名だけど実はNZ発祥ではなくて、中国から持ち込まれた果物で、ニュージーランドのシンボルである鳥の「キーウィ(kiwi)」にちなんで名付けられたらしい。
これはレッドキウイフルーツ。味は普通の緑のキウイよりもゴールドキウイに近いかな?うまい。
以上、導入でした。
次回はたぶんスーパーマーケット編です。よろしくね。