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わくわくするなにか

冬の京都と文フリと

文フリ京都参加も兼ねて京都旅行に行ってきた!旅の仲間はおなじみあそさん(id:aso414)。

締め切りを甘く見るな

結構早くから文フリの参加申し込みをしてたのに全然本の作成作業が進まずほんとに大変だった!秋が繁忙期だったのもあるんだけど、1番の問題はweb漫画にハマりすぎていたこと。でも、タスクをぜんぶ傍に置いてもやりたいことに没頭するのってとっっても楽しい。こういうワーッ!!っていう楽しさは人生の醍醐味の一つだと思う。
一方で、本づくりは本づくりで、何かを作る楽しさと反応を貰える嬉しさがある。難点はすぐに出来上がらないし、完成させて読者に届けないと感想もらえないところ。気が長いプロセスだけど読んでもらえる嬉しさは格別だし、見栄っ張りの魂が新刊無しにイベント参加するなんて耐えられないと叫ぶのでどうにかこうにか漫画を読む手を止めて作業にとりかかった。




前回のイベントの時と同様にあそと作業する日を設けたんだけど、締め切りに余裕がある日程だったからかやる気が湧かず、作業用の部屋でダラダラしてお菓子を食べ、少しだけ作業して近くの公園で散歩して喋って終わるのんびりな1日になった。
そして1ヶ月半くらいまた異世界(漫画)に浸り、本当に締め切りがヤバくなった年末にひいひい言いながら完成させたのが今回の本。正月休みのことを考慮してなかったので作りたかったステッカーが作れず残念でした。やはり締め切りを甘くみてはいけない!
あそも激務の合間を縫って本を完成させ、無事新刊が机に並ぶことになった。事あるごとに「うちらって本当にやればできる!」「エネルギッシュ!」「エナジェティック!」と過剰に鼓舞しあった甲斐があった。
本は会場納品にしたのであとは京都に行くだけ!

1日目

新幹線で全てを許す

1日目の昼間はなんと仕事でした。なんたる仕打ち……。しかし退勤後、新幹線の中で職場で配られたお弁当の蓋を開けて全てを許した。




大好きな升本のお弁当(しかもちょっと高いやつ)だったのだ!う、うれし〜!おかずひとつひとつが丁寧に調理された味しててじんわり美味しい。もろみ醤油が必ず付いてるんだけど、どう使えばベストなのかいまだにわからない。京都でもりもり食べる予定なのであまり食べすぎるのも…と思ったけれど、綺麗に完食してしまった。
京都に行ける嬉しさでつい買ってしまったスゴイカタイアイスも完食。

合流、即『わかり』

あそは一足先に京都入りして観光していたので、今回は京都駅で現地集合。ホテルへの道すがら、あその1人京都観光どうだった?という話に。
『わかり』の連続だった。
1人だと楽しみきれなかったと言っていて、その理由が私が一人旅するときに感じてるモヤモヤと一致。旅行って食事にも休憩にも何をするにもお金がかかりがちで、1人だとそれがありありと認識できてしまってちょっとキツいという話。話の節々で「わかる」を連発。去年の正月に福岡旅行に行ったんだけど、昼ごはんを食べた後に警固のあたりを歩きながら、休憩したいけどお腹空いてないからカフェ行くのもなんかな〜、休憩のために飲み干すかも分からないドリンクを購入するのはあまりにもなんかヤダ……と思って結局ホテルに帰って休憩した時の気持ちが鮮やかに蘇ったのだった。
この現象を資本主義との1 on 1 と名付けた。なぜか複数人でいる時は気にならないんだけど、資本主義は1 on 1のときめちゃくちゃ強敵になる。

SUPER COOL な宿





今回の宿は憧れの丸福樓!!!任天堂の旧本社を改装したとっても素敵な宿泊施設なのだ。道ゆく人が丸福樓を見て「super cool」と口走っていて、我らも自然と「super cool」と言っていた。



ラウンジのドリンクバーとスナックは飲み放題食べ放題。お部屋のものも飲み食べ自由という最高仕様。さっそくいろいろ飲んで食べた。部屋にあったこのポテチとても美味しかった!

憧れの雑貨屋さん

休憩後はSNSを見て素敵だな〜と思ってた雑貨屋さんへ。
norrkyoto.com
店主さんのお話も興味深く、品物を一つ一つ見ながらじっくり選べた!買ったものの紹介は最後に。

雑貨屋さんへ向かう道すがら、地図アプリを見ながら歩いてたら低い段差でズテッ!っと転んでびっくりした。結構な勢いだったものの、咄嗟にスマホを持ってる手を地面についたのが受け身っぽくなったのか、厚着だったからか、手のひらをちょっと擦りむいた程度で済んでよかった。スマホの背面にヒビが入ったのはちょっと痛かったけど故障はしてなくて普通に使えたので問題なし。そして友達がいきなり転んだのにびっくりしたあそがこれ以降スーパー足元注意喚起マンになってしまったのだった。足元気をつけます。

食べまくり飲みまくり喋りまくり


宿に戻って夕ご飯。京都駅の伊勢丹地下で買ったお弁当、お惣菜、あとホテルのラウンジに置いてあったお菓子とおつまみたち。最高……!
この真ん中で存在感を放っている「はつだ」の和牛弁当がとっても美味しかった!お肉が本当に香ばしくて、炭火の香りなのかな?ちょっとスモーク感もあって、なおかつ油っぽくない。添えられた柴漬けも口直しにぴったり。ホテルのお菓子とフードもクオリティが高くて、パウンドケーキと生ハムはリピした。




さっき夕飯食べたよね?と思うかもしれないが、お茶漬けは別腹なのだ。21時になるとラウンジにお茶漬けコーナーが出現するのです。食べないわけにはいかない!ご飯が古代米っぽい赤いお米で、これが驚くほど出汁に合っていた。白米に出汁をかけると時間が経つにつれてお粥っぽくとろっとして出汁が白濁して少し酸味が出てくる気がするんだけどこの古代米は最後まで出汁が透明でサラサラだった。雑味が無くさっぱり食べられてとてもいい。各自おかわりまでした。
部屋に帰ってインライで喋りまくり、文フリ前夜は更けていったのであった。

2日目

朝ごはん、のちジャンプ







丸福樓といえばの素敵な朝ごはん。洋食と和食から選べて、この日は洋食にした。調理スペースをコの字型にカウンターが囲むようなつくりで、カウンター席に座ると料理を作るところがよく見える。朝からこんな丁寧でおしゃれなものを食べられるなんて嬉しすぎ。パンケーキにバターが乗ってるのにさらに削ったチーズがかかってて、シロップをかけると甘塩っぱくて美味しかった。

去年から、フォトジェニックなところで集合写真(2人だが)を撮る時はジャンプする、ということをやっている。軽い気持ちでやり始めてみたらめちゃくちゃ楽しかったのだ。ジャンプするとき自然とテンションが上がるのか、今まで撮ったジャンプ写真は全部100%笑顔。お互いの飛ぶタイミングや高さがぴったり揃うといい作品が撮れたな〜!という満足感にも浸れるのでおすすめです。
ということで、朝食を食べてエネルギーチャージしたところで丸福樓前で一枚。なかなかいい跳躍だった。

出町ふたばへGO

文フリ会場で食べる用に出町ふたばでおやつを買いたい!とあそに言ったらなんと予約までしてくれた。ホスピタリティ高い。提案、承認、確認、予約のスピードがすごく速いところ、我々の長所だな。
お店に到着するとすごい人だかりで、予約しててよかったと改めて思った。予約していたものに加えて気になった桜餅をプラスで購入。

いざ文フリ京都




季節を先取りして節分仕様の飾り付け。本を会場受け取りにしてたのでこのタイミングで初めて完成品を確認。ちゃんとできててよかった〜!おとなりのブースはKiEさんとアコさんのサークル。KiEさんちの笹野・たろうとしょぱバニアちゃんで集合写真を撮ったりした。たぬきはKiEさんから頂いたもので、今は私の職場の机を守っている。
今回もたくさんの方に本を手に取ってもらってとても嬉しかった!イベントの何が良いって直接お話しできるところ。SNSを見て来てくれる人が多くて、インターネットありがとう…という気持ちでいっぱいになった。お手紙や差し入れをくださった方も本当にありがとうございました!




客足のピークが過ぎた頃におやつタイム。豆餅、お赤飯、桜餅。どれもすごく美味しかった!特に名代豆餅は名代とつくだけある風格。塩気と甘さが絶妙で、お餅のもちもち具合もすごくよかった。

京都国立近代美術館

文フリの後は近くの美術館へ。
《小林正和とその時代―ファイバーアート、その向こうへ》




どういう構造!?緯糸が上にも下にも……!

初めて見る糸の表現ばかりだった。カラフルなわけではないのに糸の使い方でこんなに絵画的で緻密な作品になるんだなあ。

まだ食うか?


一度ホテルに帰って小休憩。夕飯前なのについお菓子に手が伸びてしまった。部屋に行くにはラウンジを通るんだけど、マラソンの給水所の如くサッとお菓子をとってしまう。

しみじみ美味しい、嬉幸



こじんまりとしたお店で、出来立ての料理をカウンターで提供してくれる。地元の常連さんも来ていて、ローカルな京都らしさを満喫できた。特に湯豆腐が印象深く、タレに鰹節が入ってるのが美味しかった!汁をタレに入れて蕎麦湯みたいに割って飲むと体が温まった。



魚介類も丁寧に料理されてて滋味深くおいしい。わからない料理や魚の名前はお店の人が教えてくれた。

お茶漬けNightは続く




またお茶漬けを堪能してしまった……!具の組み合わせをあれこれ試したくなってしまってついおかわりまで駆け抜けた。マイフェイバリット具は青菜の漬物とじゃこ。青菜はシャキシャキ感とさっぱりとした風味が良くて、じゃこは汁に美味しい出汁が滲み出る感じがする。お茶漬けって家であまり食べないのでこの機会にたくさん食べられてよかった。

ラウンジで注文できるアイスたち。ベリーとバニラ。

文学フリマで買った本





KiE『凹んだ日には小麦粉を焼く』
ゆのじ『疲れたあなたに奈良療治』
ゆのじ『しかしなにもおこらない』
こたまご『だまっこなべっこあきたっこ』
欲しかった本や会場で見つけた本を買えてほくほく。京都会場だからこそ関西のフォロワーさん達に会えて、遠征してよかったな〜!と改めて実感した。





我がサークルの本もなかなかイケてる!改めて読むと細かいミスを発見して落ち込んだりもするけれど、やっぱり自分たちで作ったものは愛着が湧く。がんばって作ってよかった!
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3日目

満たされ朝ごはん







最高朝ごはん再び。この日は和食にしてみた。朝食べるおにぎりの美味しいことよ……。洋食よりも軽やかでやさしく胃に溜まっていく感じがした。

柚子屋旅館 一心居


Discordで教えてもらってぜってー行きたいと思っていた柚屋旅館一心居でランチ。楽しみすぎる!門構えからしてわくわくが止まらない。

すっご……
しかもこれ全部美味しかった。美味しいものをちょっとずつ食べれるの嬉しすぎる。
この後焼き魚を挟み、いよいよメインの登場。

ゆず雑炊です!!!
よく見えないけどスープには鯛の切り身が入っていて、これは卵が混ぜられているところ。そして中央に鎮座するゆず。仕上げは全部スタッフさんがやってくれる安心仕様。
とっっっても美味しかった。まあまあお腹いっぱいだったのにどんどん食べてしまったくらい。優しい味のスープに鯛の切り身、さっぱりしたゆずの風味とまろやかな溶き卵。ありがたや……

美味い雑炊に乾杯。また食べたい。

謎解きゲームに挑戦するのだ

柚屋旅館のすぐ隣が八坂神社で、なんとなく行ってみたらリアル宝探しが開催されていた。
souda-kyoto.jp
予定も無いしお腹がいっぱいで腹ごなしに歩くのもいいかも、ということで、4つの神社を巡って謎解きにチャレンジすることにした。

ひたすら歩き、謎を解く。公式サイトでは公共交通機関を使用した移動がオススメされているが、八坂神社、平安神宮護王神社白峯神宮と気合いで歩き通した。途中ですごい眠気に襲われたり、寒さに震え上がったり、暇つぶしにしりとりしたりした。しりとり、もはや何年ぶりにやったのかすらわからないけど案外白熱してオモロだった。

喫茶マドラグ


謎解き後、流石に疲れてバスで移動して、喫茶マドラグで小休憩。ぷるっぷるの卵焼きが挟まったサンドイッチ!熱々で美味しかった!
楽しかった京都旅もそろもそろ終わり。ゆっくりしたのち京都駅へ向かった。

逆になにもいらない、の境地



今回の旅のお土産たち。
ブランケットは謎解きをクリアすると貰えるやつで、職場で寒くてどうしようもない時に使用している。
左下、ばら撒き土産用の八ツ橋。京都駅のお土産屋さんを見ていたら、なんだかいっぱいありすぎて選べなくなってしまい、逆になんもいらん…の境地に達した結果、八ツ橋だけ買った。このありすぎて選べない、もはやいらん、みたいな状態たまになるんだけど何なんだろう。
その横は丸福樓のポストカード。トランプモチーフになっててかわいい。
右下、雑貨屋さんで買ったビンテージのピルケース。胃薬をギュッと入れた。私の胃の守護神となってくれ。

楽しかったね


今回もいい旅だった!美味しいもの食べていろんな人に会って、大満足。

おわり🐉

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