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わくわくするなにか

新潟山形食べまくり旅

新潟と山形を周遊してきました!今回はひとりではなく、前の職場の友人と。この人もたいがいインターネット人間なのでこのブログを見つけるかもしれないけど、まあいいでしょう。

1日目

移動




オシャレなパン屋で飲み物をゲット!ナッツ系のラテを頼んだら結構甘かった。珍しくグリーン車です。チケット取る時にトクだ値が適用になっていて普通の指定席より安くなるというバグが起きていたのだ。ラッキー!フットレストがあって広くて良い感じ。
まずは新潟に向かいます。車窓から虹が見えて幸先いい!おわかりだろうか。右の写真にうっすら写っています。

ぽんしゅ館





今回の旅のプランはTwitterで見つけた新潟・山形エリアを旅行した人達2、3人のレポを参考に、行ってたお店や泊まっていた宿を組み合わせつつ自分たちが行きたいところを追加する感じで組み立てました。そしてレポ読んで絶対行きたい!と思った場所その1がここ、ぽんしゅ館!
受付のスタッフさんに500円を渡すと5枚のコインと交換してくれます。それを壁一面の日本酒マシーンに入れるとお猪口に日本酒が注がれるってシステム!たのし〜!コインは1枚で飲めるものもあれば複数枚入れなきゃいけないものもある。銘柄の説明を読んで選んでいるだけでも楽しい。日本酒もっと幅広く飲めたら楽しいのになとは思うんだけど、辛くてこれぞ日本酒!っていう風味の日本酒があまり得意ではないので変わり種っぽいものや梅酒を中心に飲んでみた。




熱燗マシーンで温めてみる。愉快。いろんな種類があって目移りしつつあっという間に全てのコインを使い切った我々であった。この場所にいる人みんながワクワクしながらお酒を選んでてすごく幸福度が高い空間だったな。ぽんしゅ館はいくつかのエリアに別れていて、お土産コーナーとかご当地の食材コーナー、お酒コーナーもものすごいボリュームでお土産買うのにぴったりです。絶対にまた来ると決意。
とりあえず宿に行って荷物を預け、雨がちらほら降っていたので傘を借りた。お昼を食べて市内観光に行きます!

青島食堂 司菜


長岡生姜醤油ラーメンというご当地ラーメンが食べられる。とっても寒かったので生姜風味の熱々スープがありがたい。生き返った。チャーシュー麺とかじゃなくてノーマルなラーメンを注文したのに結構な量のチャーシューが入っていて、いいんですか……?という気分になった。美味しくてすぐ食べ終わってしまった。塩気がしっかりしててジャンクな美味さがあるけどスープ全部飲んだらやばいやつ。

Befcoばかうけ展望室


お煎餅のばかうけ由来のばかうけ展望室。新潟市を一望できます。見晴らしがいい〜!天気悪い〜!無料で入れます。

街中をさまよう

市内観光に行くぞ!と外に出たはいいものの、風がすごい!!暴風です。さらに雨がすごい!!そして真冬だから冷たい!!バス停に向かう道すがら、まずは私の傘の骨が暴風に負けて一本折れた。ホテルから借りてるものなのに……、申し訳なさすぎる……。どうにかバスに乗り、まずは新潟県政記念館に向かいます。いい感じの洋館なのだ。酷い目に遭った。
そして県政記念館に到着したところ、

休館でした……。

そういう時もある!!でも事前確認しとけばよかった……。
気を取り直して次の目的地の新津記念館へ。いい感じの洋館らしい。そうこうしているうちにも風が半端じゃない強さになってきて、傘をさしていられないレベルに。ワーワー言いながら軒先から軒先へ早足で移動するしかない。

古町麹製造所


とにかくどこかで休憩したくて飛び込んだこちら。まるでオアシスでした。ストーブにあたりながら暖かい麹ドリンクを飲んで元気を充電。外は相変わらずやべー風が吹いていて雨が降ったり止んだりしている。パラパラとかじゃなくてザーっと降るから本当に困る。

また街中をさまよう

しばらく休憩して、天気がまあまあいい感じになったので今だ!と外に出て一気に新津記念館へ。観光させてくれよ!この間に友達の傘も骨が折れました。新潟の天気破壊力つええ〜!そしてついに辿り着いた記念館。

休館でした!!

な……なに!?!?逆にすごい!
どうしよっか、となっていたらちょうどいいタイミングでタクシーが現れ、即乗車。もう行くしかない、あそこに。

新潟市水族館 マリンピア日本海

屋内施設最高〜〜〜〜!!!!





雨風に悩まされずリラックスして楽しむ海の生き物たち、良いものです。
右の写真はたまたま見れた餌やりのシーン。急に上から餌がパラパラ降ってきておもしろかった。綺麗だな〜と思う一方でデカめの魚と目が合うとちょっと怖い感じもする。ビーバーとかアザラシもすごく近くで見れて楽しかった。閉館時間までじっくり楽しみました。

レコルタ カーブドッチ




夕食は新潟のワイナリー、カーブドッチ系列のビストロで。新潟駅のすぐ近くです。
イチゴと生ハムとか白子のグリルとか。うま〜〜〜!写真無いけどワインも飲みました。美味しかった!



ソーセージなども食べつつ、メインの牛肉のパイ包み、ヤリイカカルボナーラカルボナーラ(麺)だと思って頼んだらカルボナーラ風サラダで仰天した)。
料理もお酒も美味しくて満足……。いつか宿泊施設に泊まってみたいな。
ただ、コーヒー・紅茶の品揃えが悪くてストレートのコーヒーしかなかった。なんだかお茶の気分だったのでここではデザートを食べず、近くのお店でケーキをテイクアウトしてホテルで食べることに。調べたけ結果、あまりケーキを夜中に買えるお店がなくて確実かつ近いスタバで購入。

ホテル日航新潟




1日目の宿。日航新潟です。実はこのホテルの上は昼間も行ったばかうけ展望室なのだ。夜の眺めも良かった。

ばかうけからサポートを受けているからか(?)チェンソーマンコラボのばかうけを貰えた。ポチタかわいいね。

ホテル備え付けのお茶とスタバのケーキで夜のおやつ会。このホテル、お茶のラインナップがほうじ茶しかない!ナンデ!?紅茶飲みたかったわ。

2日目


翌朝の朝食はホテルのビュッフェで。なんちゃって和定食+オムレツ。牛乳も地元のもので嬉しい。

この日は雪。雨より全然いい。山形への移動日なので荷物をまとめて新潟駅へゆきます。

海里に乗るよ!新潟〜山形の観光列車で、売店でお酒を買ったりできるのだ。でも我らはぽんしゅ館で事前にたんまり購入済み。

2人分のお酒に囲まれるウサ吉。海里の中で全部飲んだわけではなく、各自2本弱くらい飲んで残りはお土産になりました。




大荒れの日本海、迫力がすごい。やっぱり車窓から見える海っていいなあ。海のそばだけじゃなくて田んぼや市街地も通るので景色の移り変わりが楽しい。車掌さんが記念スタンプ?を乗車券に押しに来てくれるんですが、こういうの特別な感じがしていいね。

こい勢





酒田駅のお寿司屋さん、こい勢へ。ほとんど席が埋まっていて、予約していてほんとによかった。塩やタレで味付けして提供されるお寿司たち、美味しい……!途中でシャリの味が赤酢に変わるのも楽しい。この写真の3貫が私のベスト3です。ウマヅラハギ、トロ、追加の白子。満たされた。

スイデンテラス


2日目の宿はスイデンテラスです。早めにチェックインしてホテルステイを楽しむのだ。青空が水面に映って綺麗だな。




さっそくお部屋へ。ツインが予約できなくてダブルです。コンパクトだけど必要なものは揃っていて快適。

冷蔵庫とかクローゼットとか、全て壁際の棚の中に格納されていてびっくりした。こんなに収納されてることある?
エアコンまでも棚の中に入っている。おしゃれな部屋って大変なんだなあ。
前日にスタバのケーキを食べたもののケーキ欲が収まらず、ホテルの近くのケーキ屋さんで調達することにした。フロントで丁寧に行き方やオススメを教えてくれてありがたかった。シュークリームとカヌレがあったら買いらしい。徒歩で行ったけどかなり近くて軽い散歩にちょうどよかった。

シュークリームとカヌレ(写ってないけど)、ケーキ3種ゲットです!とんでもないボリュームだけどいいの!旅行中だから!

夕食前にシュークリームだけ頂きます。残りは夕食後に。このホテルもなぜか部屋にあるお茶がほうじ茶だけだったので、ホテル内ショップでドリップコーヒーを購入して淹れました。なんでほうじ茶のみなんだろう。いや、好きだけど、ケーキとはなんか違うじゃん。シュークリームはカスタードが優しい甘さで滑らかでおいしかった。
夕食までにお腹を少しでも空かすためにお風呂へ。露天風呂に行ったら内風呂がなくて、シャワー、サウナ、露天という布陣でした。露天のドアを開けたら風が強すぎて寒すぎて命の危険を感じた。素っ裸で浴びていい冷気ではない。寒かった分お風呂はとっても気持ちよかったです。

風呂上がりにライブラリーに寄って気になる本を借りてみた。13歳からのアート思考が面白かった。最近美術館に行くのが趣味なんだけど、美術鑑賞についてモヤモヤしてたことがわかってすっきりした。ライブラリーのあるホテルっていいものですね。



夕飯は前菜がビュッフェ、メインを2種類選べて、デザートもビュッフェというスタイル。魚もお肉も美味しかったな。平均点は高かったもののパンだけがなんかいまいちだった。レストランのパンはパンばっかり食べたらメインが入らなくなっちゃうのに…と心の中で葛藤しながらも食べるのがやめられないくらい美味しいと嬉しい。デザートは部屋の冷蔵庫の中でケーキが待っているのでちょっっとだけにしました。
夜中に食べたケーキは罪の味が添加されてさらに美味しかった。
2回目のお風呂に行ったら男湯と女湯が交換になっていて、今度は内湯のみでした。脱衣所の照明がムーディーすぎて暗くて面白かった。

3日目


雪だ!!
本当に面白い建物なんだけどいかんせん通路が寒い!私がこのホテルの支配人だったら館内着の上に着れる羽織を作ります。
朝風呂に行って温まってから朝食会場へ。

地元の食材がたくさんでどれを食べるか迷う。楽しい。お米も3種類あって、食べ比べたかったのでちょっとずつお茶碗によそってみました。硬さとか風味が結構違っていて、1つがすごく好みだったんだけど名前を忘れてしまった。ご飯のお供になるおかずが豊富でご飯がすすむ。
名残惜しいけど次の予定があるのでスイデンテラスをチェックアウトして駅に向かいます。

雪の上で雪の天使を作るウサ吉。寒い中ノースリーブのままでいさせてごめんな。お洋服これしかないから……。
電車で一路新潟の村上へ。鮭料理を堪能します!

千年鮭きっかわ 井筒屋


来たぞ井筒屋!!駅から徒歩で15〜20分くらい歩いたところにあります。予約に遅れそうになって焦った。予約時間に合わせて料理が準備されると聞いていたのでね。

じゃーん!!!!
私たちのために到着時間に合わせて炊かれた土鍋ご飯!愛おしい……!美味しそうすぎる!最高!最高!





宴です。
鮭料理の宴。塩引鮭を自分で炭火で焼くこともできて楽しすぎた。鮭のフルコースや。イクラは醤油漬けと味噌漬けの2種を食べてみました。あ〜、どっちもご飯に合う〜!!でもやっぱキングオブご飯のお供は塩引鮭だわ!貫禄が違う。うまい!!

お酒を頼んだら竹の中に入ってやって来ました。な、何……!?楽しすぎ!デッカ!!竹からお酒注ぐの楽しすぎる。お酒頼んでよかった。

土鍋で炊いたご飯は予約した人たちだけが提供されるみたいで、予約なしの人たちは厨房からご飯が提供されていた(違ってたらすいません)。土鍋ご飯だと臨場感あるしおこげも食べまくれるのでオススメです。予約しよう!おこげうま〜い。
最後は残った鮭をご飯の上に乗せて出汁をかけてお茶漬けにして食べました。

きれいに完食!一体何合あったんでしょうか。知りたいような知りたくないような。

千年鮭きっかわ 本店




数軒隣には系列のショップがあります。天井から塩引鮭が吊り下げられていてすごい迫力!圧巻です。レストランの方もショップの方も店員さんの接客が素晴らしくてとても気持ちのよい滞在でした。鮭の前で写真撮ってくれたりした。

茶館きっかわ 嘉門亭




きっかわシリーズその3。嘉門亭。昨年オープンした茶館です。こだわりが凄くてクセのあるおもてなしを受けられるという情報をTwitterで見て、ぜってー行きたい!と思ってたので行けて嬉しい。
まずは竹のおしぼり入れの登場です。うやうやしい。こんなうやうやしいおしぼり初めてみた。かぐや姫扱いだよ。只事じゃない気配を感じます。




堆朱というなんだかものすごい芸術品のような箱の入ったメニューがやってきた。メニューが箱に入ってやってくるの初めて見た。そして注文後、また箱に入って帰っていった。
お茶がやってきました。茶葉入れるやつも茶葉はかるやつも堆朱だあ〜!(長方形の筆箱のようなものは茶葉を量る茶器だそう)
そして丁寧に淹れられた1煎目。これって……
これってお茶???
と疑問に思うくらいUMAMIの味がする。味覚がバグりそうなくらいの旨味。昆布をエスプレッソマシンにかけて高圧で抽出するとこのような旨味がでるのでは……?(混乱)
友人曰く、良いお茶は旨味が強くてこのような味がすることがあるそうです。私は初体験だったので味蕾ともどもびっくりしてしまった。おーい!O茶とかAや鷹とか、今まで飲んできたお茶の味と違いすぎる。こんなに旨味成分が含まれた液体を摂取してもいいのでしょうか。スープだったら倍くらいに希釈したいレベルの旨味です。




1煎目を飲み干すと、2煎目を淹れてくれます。そして提供される茶葉(右の写真)。茶葉が柔らかくなっていてお浸しみたいに食べれるとのこと。小さい瓶の中にはポン酢が入っていて、お好みでかける。茶葉食べるの初めてだったのでドキドキしながら実食。
うーん、苦い。ポン酢をかけるとたしかにお浸しっぽくなる。とにかく風流というか、知らない流派の茶道っぽさがある。
そして2回目でも薄まらない旨味。だんだん怖くなってきた。私は致死量の旨味を摂取してしまっているのではないか。




満を持してお菓子の登場です!「干す」をテーマに作られたオリジナルのお菓子たち。美しいです。いちじくと金柑のお菓子をチョイス。
もはやゴージャスな堆朱には驚かなくなってきた。なんならもう月餅に見える。




お次はいろいろな食材を盛ったお盆が登場。驚かないぞ!Twitterで予習してたから!この食材の中から1つを選んで、お茶に風味をつけるとのこと。
リンゴを選んでみました。
カットされるリンゴ、そして急須にギュウギュウに詰められるリンゴ。ワイルド。この上からお湯を注いでお茶を淹れてくれます。お茶のUMAMIの向こう側の遠くの方にリンゴがおる……といった味わい。そしてリンゴは急須から取り出して食べてもよい。サクサクして美味しい。
最後のお茶請けとして葡萄ゼリーみたいなものと鮭とば的なものが登場。おいしい。この段階で机にお湯の入ったポットが置かれて、好きなだけお湯を注いでお茶をおかわりしていいですよ、となった。
もう私はUMAMIを感じることに疲れてしまい、白湯を頂いた。どうか店員さんが白湯飲んでたことに気づいていませんように。
高級煎茶が飲み慣れていないばっかりに最後は旨味疲れ状態になってしまいましたが、体験としてはかなり面白くて本当に行ってよかった。また村上に行ったら別のお茶で体験してみたくもある。それかソフトドリンク。この店のことだからソフトドリンクも一筋縄じゃいかないはずだ。とてつもない店でした。今後も目が離せません。なんか最終的にはホテルとか経営してほしい。こだわりをこれでもか!って凝縮させたホテル。

新潟駅に帰るよ


車窓からの山がきれい。絵葉書みたい。

さらば新潟

ぽんしゅ館と付近のお店でお土産を買いまくり、さらに帰りの電車で食べるお弁当を買って新幹線へ。

おにぎりは1人一個、おかずは半分ずつです。あんだけ米食べたのにまだ米を食べる気持ちになったのすごすぎる。やっぱ美味しかったからですね。
プリンはさすがに入らなくて持ち帰りました。

お土産


ドリップコーヒーの残り、上善如水、MouMou(ヤスダヨーグルトとお酒メーカーのコラボ商品で、海里でプレーンを飲んで大変美味しかったのでブルーベリー味を追加購入しました!)、鮭の酒びたし、えだまめ餅。あと別送で日本酒2本。

今回も良き旅でした🍶