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わくわくするなにか

新春福岡ひとり旅

年末にやっていたANAのセールで思い立ち、福岡行きのチケットをゲットして福岡旅行に行ってきました!
福岡に行くのは3回目くらいなんだけど、市内の美術館に行ったことがなかったので今回はその辺をゆっくり回ります。

1日目

牧のうどん


空港から市内までの素晴らしいアクセスに感動しつつ博多駅近くの牧のうどんへ!このふやふやのうどんを食べてみたかったのだ!ごぼう天と丸天が入っているうどんとかしわご飯のセット。やかんの中にはだし汁が入っていて、うどんに追加しながら食べます。うどんがもっちりしていて初めての食感!出汁が染み込んでて美味しい〜!ごぼう天は思ったよりサクサク。しばらく食べるが、無くならない!むしろ麺増えてない??量がすごい!周りの人が食べているメニューを見ると、うどん単品か、ミニセットが多かった。ミニセットっていうのあったのか……絶対量的にはそっちが良かったよー!と思いながらうどんとかしわご飯と格闘。限界が来てしまって麺だけちょっと残してしまったけどかしわご飯とトッピングは完食しました!隣のお客さんがかしわご飯に備え付けのネギと出汁をかけてお茶漬け風にして食べてて、そういうのもあるのか!となり、即真似しました。美味しかった。

福岡アジア美術館


早速お目当ての美術館その1。アジア美術館へ。コレクション展を見てきました。メインビジュアルからインパクト大。

インドネシアの作家の作品。インドネシアで盛んなゴルフ場建設が背景になっているらしい。ゴルファーが打ったゴルフボールがだんだんと鬼の姿になって緑がたくさんの集落に着地。右の絵では銃で脅して住民を追いやっている。

広げたスーツケースの中から衣服で作った家の形のオブジェが出てきている作品。
うろ覚えだけど、スーツケースを持ち運べる家として捉えている、的なことがキャプションに書かれていてなるほどなと思った。確かに長期間にわたってスーツ片手に自宅以外で暮らす時、スーツケースは持ち運べる家みたいな存在になる。大事なものや必需品やホッとするものが全部詰まってて、最低限これがあればどうにかなると思えるバッグ。そういう面でスーツケースって特別かも。
1番印象に残ってるのは伝令という作品で、ポル・ポト派に伝令として働かされて後に収容所で殺されてしまった子供たちと、それとは関係のない子どもの写真が壁にかかっていて、部屋中央のスピーカーから音楽が流れてるという構成。子どもたち、写真を見ると本当に幼くて衝撃を受けてしまった。世界ってなんとなくいい感じに回ってるものだと思い込んでたけど、全然そんなことなくて最悪な部分がとても多くて多大なる頑張りの上にいい感じの世界が成り立っていて、予想以上に脆く崩れ去るものなんだと思った。この作品を見て気になって調べたらポル・ポト政権って3年8ヶ月で崩壊していて、3年8ヶ月でこんなことを……!?と驚いてしまった。誰が権力を持つかによってこんなにも人が死ぬの怖すぎる。
好奇心を刺激されてアジア美術をもっと見たい!と思える展示だったな。

鈴懸




アジ美の目の前の鈴懸に直行して休憩。平日だったけどちょうどお茶の時間で混んでいた。30分くらい待った気がします。
カウンターにあったちっちゃい鏡餅がかわええ。

パフェでございます!栗のパフェもあって、かなり迷ったけどシグネチャーを愛す女なのでノーマルなパフェを注文。アイスが3つも入ってて嬉しい。フルーツもごろごろ!季節によってフルーツは変わるらしい。あと甘納豆?的なものが入っててうまかった。

その辺を散歩


福岡に来たぞ!と実感。

素敵な洋館を見学してみたりした。

ホテルで荷物を広げる

歩き疲れたので一度ホテルに行って休憩します。連泊する時は荷物を使いやすいところに置いて自分の部屋みたいにするのが好き。




洗面台付近に化粧品とかお風呂で使うものを並べ、クローゼット付近には着替えをセット。無印の袋をそのままデンっ!と置けばよし。引き出しがある時はそこに入れてみたりもします。



チケットとか紙物を入れようと思って持ってきたミニファイル。角が鋭利すぎて持ち歩き用のショルダーバッグの布に穴があきそうだったので1日目にしてバッグから出して部屋に置いておくことに。
持ってきた本たち。エトセトラは読了しました!lovelessはまだ。
夜になってもまったくお腹が空かなかったためこの日は夕飯無し。翌日にモーニングに行きたかったのでそれに向けてお腹を空かせる作戦。

2日目

stockのモーニング




ホテルから歩いてstockのモーニングへ。8時オープンなんですが口コミなどを見ると早めに行ったほうが良さそうだったので開店20分前くらいに到着。左側の入り口に既に列があって、そこに並んでしばし待機。開店時間ごろになると店員さんがパン購入だけなのかモーニングなのか聞きにきてくれます。モーニング狙い客では2番目でした!もうちょっと遅くても大丈夫かもだけど、平日だったので土日の場合とは違うかも。数量限定なので早めに行くに越したことはない!
モーニング客だけ右側のコーヒーマシンに近い入り口に移動します。店内に入るとまずはドリンクを選択。ここではcoffee county のコーヒーが飲めます。私はカフェラテにしてみた。まろやかでとっても美味しいカフェラテでした!カフェラテには基本的にお砂糖を入れたい派なんですが、テーブルにもカウンター近くにも見当たらなかったのでまあいいかと思ってそのまま飲んでたら、他のお客さんが砂糖ありますか?と聞いていて、その返答が用意がないですだったので結構びっくりした。砂糖入れるのって邪道なのか?砂糖入れなくても美味しいカフェラテだったけど、入れたい時もあるよね。
ラテを飲みつつ待っているとモーニングプレートが登場。パンはお代わりできるらしい。パンのお供になるおかずが山盛りで、どれから食べるか迷う!忙しい!手前のナスのムサカみたいなやつとジャガイモのガレットが特に美味しかった。あともちろんパンも美味しい。お代わりしようか悩んだけどお昼に影響しそうだったので断念しました。
モーニング席は外気が入ってくるドアの横とテラスのテーブルなので冬に行く場合は防寒するのが吉。

福岡市美術館までお散歩


stockのある中洲から福岡市美術館まで腹ごなしをかねてお散歩。福岡城跡のあたりは広場とか運動場になってて朝から運動に勤しむ人たちが沢山いた。運動してて偉い。歩いてる間ずーっっと5点ラジオを聴いていた。

福岡市美術館


美術館に到着!今年の干支のうさぎの彫刻だ!

藤野一友岡上淑子


夫婦だった2人の作家の展示。先に岡上淑子の作品を見た。コラージュ作品ってあんまり触れてこなかったけどこんなにおしゃれで面白いのか!今見てもすごく魅力的。キャプションで藤野との結婚によって制作から遠のいてしまったことを知って悲しくなった。時代性もあるだろうけど、夫は制作に専念できるのに不公平だよな。
藤野一友の作品は裸婦が多くてウワ…となったんですが、結婚後の作品は岡上淑子の意見を取り入れたものもあって、それによって作品に深みが出ていてすごく良かった。この作品を見るまでは妻は制作できてないのに…!とイラついていた部分があったけど、妻の意見を取り入れたりできるんだ……と見方が変わって、やっぱり他人の関係性なんて部外者にはなんもわからんな、と思った。(当たり前)

田中千智展 地平線と道


真っ黒い背景に発光するように浮かび上がる人物たちが印象的な作品たち。この絵はよく見るとかなり禍々しくて迫力がすごかった。真ん中の神々しい人はスポットライトが当たったように光り輝いていて頭上には天使たちが祝福している。それを取り囲むいろいろな人たち。暴力を振るう人、妊娠している人、怪我している人、ホームレス状態の人・・・。権力とか階級社会を連想させる。富があるところにさらに富が集中する今の社会みたいですね・・・。

コレクション展 近現代美術

ボリュームたっぷりで素晴らしかった!満足度高いです。見たかった田部光子の作品もあって良かった。女性画家たちの作品が展示された部屋があって、キャプションに、この美術館でも男性作家の作品の方が収蔵数が多くて、すぐに女性作家の作品数との不均衡を正すことはできないけど作品を展示する機会を増やすことはできるといった趣旨のことが書かれていていい取り組みだなと思った。
こちらは撮影可能だったインカ・ショニバレの桜を放つ女性。

頭部が地球儀になっていて、各地の女性の権利のために尽力した女性達の名前が書かれている。等身大の大きな作品なので実際に見れてよかったな。
もう1つ印象的だった作品がアニッシュ・カプーアの虚なる母。

撮影不可だけどどうしても記録として残したくて展示室出たところのPCで作品を検索。これもすごく大きな作品で人の背丈より大きい。中が真っ暗で奥が見通せなくて無限の奥行きを感じる。外側はすごくマットな素材の群青色。面白い素材で見てて視界が変になる感じがクセになってずっと見ていたくなる。

李禹煥だ!やはりタイトルは関係項。

コレクション展 古美術

仙厓の作品が多く展示されていた。初めてちゃんと見たけどほっこりするかわいらしさのある絵ですね。

48歳の時の作品で、制作年がわかるものでは1番古く筆運びもまだまだぎこちないとキャプションに書かれていた。これを見て人生まだまだこれからやな!と勇気づけられた。48歳でぎこちなくても最終的に美術館に収蔵されてるなんて夢があって最高!

この猪かわいすぎませんか?「そこのけ そこのけ」って満面の笑みで走ってる…!かわい〜!やっぱり晩年の作品が絵柄がコロコロ丸っこくてかわいい。
ミュージアムショップでいろいろ買い物をして美術館見学終了。すごいボリュームだった。これが市の美術館って凄すぎる。

アマムダコタン

お昼は話題爆発のアマムダコタンへ。美術館から歩いて行けます。列はあったけどそんなに長くなくて幸運だった。4組くらい待ってたかな?







エビとブロッコリーのサンドとピスタチオのマリトッツォを購入して近くのダコタンカフェに持ち込んで頂きました。サンドは具がゴロッゴロで美味しい!たっぷりいろんな食材が入ってるから飽きないしソースがうまい!
マリトッツォを見てください。この茶色いやつ全部キャラメリゼされたピスタチオ。中はクリームとピスタチオのクリーム。甘すぎなくて1個ぺろっと食べてしまった。
1点後悔していることですが、カフェで揚げたてのドーナツを注文できるということを知らなかったことです。隣の人が食べてて羨ましすぎた。夕飯のことを考えると追加はできなかったので無念。

書肆 吾輩堂

猫の本と雑貨のお店、吾輩堂へ。動線的にはダコタンの前に行ったほうが良かったな。実家の猫ちゃんに似ている猫が描かれた雑貨をいくつか購入。いろいろ欲しくなってしまう。
美術館の近くに戻って喫茶店に行きたかったんだけどやっていない日ですごすごと退散。天神までゆっくり散歩しながら途中で福岡の高級スーパー、ボンラパスに寄り道したりした。

博多 ごまさば屋


ごまさばをこの旅で食べたいと思ってたので博多ごまさば屋へ。ホテルから近くてよかった。そんなにお腹ぺこぺこじゃなかったので一番シンプルな定食を頼みたかったんだけど、見つけられなかった(夜は豪華なやつしかないのかも?)。迷った挙句アジフライ定食に。お盆の左上がごまさば。右上がアジフライ。美味しそ〜!!小皿に入ったお新香と鯵の南蛮漬けは自由に食べられるやつ。ご飯の量がやばいくらい多い。日本昔ばなし???どうしよう。




アジフライが肉厚でびっくりしちゃった!美味しい!しかも3切れもある!全然パサパサ感がなくてサクフワです。ごまさばも美味しい!ごまとタレが絡んだ鯖の上に玉ねぎが乗っている。この食べ方全国で流行らないのどうして?カツオのたたきにも近い感じする。
頑張って食べ進めたんですがご飯が多すぎて限界に。でもどうしてもやりたかったお茶漬けをやりました。ごまさばを乗せてだし汁をかけていただきます(右の写真)。だし汁の水位が低すぎてご飯に隠れて見えないけどだし汁入ってます。美味しかった!でもご飯完食できなくてすまん…。気合いでメインのおかずは完食しました!
周りの人たちが食べてた他の魚のおかずもめちゃくちゃ美味しそうだったな〜。

3日目

ホテルをチェックアウトしてファーストキャビンに移動です。翌日の飛行機が朝早いのでこの日は寝れるだけでいいや!と思って。

鈴懸




2回目の鈴懸。好きな店には何度でも行きたい。
このお花のオブジェ、マリメッコのデザイナーをされてた石本さんの作品でした。かわいい。
苺大福と煎茶を頂きました。苺大福うま……。いちごがジューシーで噛むたびにうまい!と思う。煎茶が濃いのに全く苦みがなくて不思議だった。
お昼のお店がちょっと離れた場所だったのでシェアサイクルを使うことに。苺大福を食べながらアプリなど準備。知らない街で自転車乗るのってちょっとソワソワする。

Restaurant Sola

中洲から自転車で15分かからないくらいで到着。
唯一予約して行ったお店です。入口がわからなくて遅刻しそうになってしまった。なぜか路面店だと思い込んでいたけど商業施設の2階でした。
カウンター席の正面がキッチンになっていて臨場感あって楽しかった!奥の作業台では薪が燃えていて食材がどんどん焼かれていくのが見えた。一流シェフのファミリーレストランを見た後だったのでキッチンが殺伐としたらどうしようと思ってちょっとドキドキハラハラしてしまった。大丈夫でした。













どれも手が混んでいてすごく楽しめました。中でも写真中段右の百合根のフリットがとっても美味しかった!!中にフォアグラが入っていて、百合根のほくっとした食感とフォアグラの濃厚な味が合う。また食べたいよ〜。ソフトボールくらいの大きさで食べたい。下段はデザート。ふわふわの綿飴をリキュールをかけて溶かして食べます。かまくらみたい。
スタッフさんたちがすごくフレンドリーで1人だったので気にかけてくれたのか適度に話しかけてくれて退屈しませんでした。コース料理って1人だとハードル高い気がするけど行ってしまうとなんとかなります。

お店を出たところの道。港の近くです。これ何タワーだろ。

薬院までサイクリング

シェアサイクルはチャリチャリを利用。かなり便利でした!福岡市街地には満遍なくスポットがあった。東京でも浅草とかそっち側のエリアで使えるみたい。

ナビはApple Watchで。スマホホルダーを自転車につけてスマホのナビ見た方がいいと思うんだけど、突如自転車に乗ることにしたので用意が何にもなく、Apple Watchくんに助けられました。
薬院の雑貨屋さんや手芸用品屋さんを見て回ってレースやリボンを購入。久々に手芸やろうと思ってるので作品作りに使う予定。

ハニー珈琲 / ウエスト うどん居酒屋




(写真左)ハニー珈琲福岡三越店でキャラメルラテを注文。ローカルなコーヒーチェーンに行ってみたかったのだ。コーヒーの苦味がわかる強めの味だった気がする。お土産にドリップバッグとか買って来ればよかったな。
(写真右)ウエスト うどん居酒屋。夕方ファーストキャビンに戻ったもののあんまりお腹が空いてなくて、最後の夕飯はうどんにすることに。同じビルに入ってるから楽。ついおにぎりも付けてしまった。麺は柔らかめだけど牧のうどんとは全然違う食感!こっちの方が麺も細くて軽い印象。

福岡最後の夜が更ける。
ファーストキャビン、夜めちゃくちゃ空調が暑くて空気が乾燥していて辛かったです。大浴場があるところと立地の利便性が良いのはメリットなんだけどな……。

4日目

早朝にファーストキャビンをチェックアウトして空港へ。本当に福岡空港へのアクセスって最高すぎる。明太子を空港でゲットして搭乗。朝早いのにお土産屋さんやっててくれて助かった!
お昼頃には地元について帰って早々家族の焼肉パーティーに参加しました。お疲れ様でした。

お土産


左から、明太子3種類。やまやの明太子は柚子の風味が爽やか。かば田の明太子はピリ辛で細切りの昆布が上に乗っていて好みの味だった。ふくやの明太子は姪っ子用の辛くないやつ。
オレンジの箱は博多人形に自分で着彩できるやつ。福岡市美術館でゲットしました。これは美術館限定の猫!
下の白い紙袋は手芸屋さんで買ったリボンなど。
右上は祝うてサンド。キャラメルクリームとキャラメリゼされたくるみがクッキーにサンドされていてパッケージが仙厓さんのかわいいお菓子。
右下、ジェニーベーカリーのクッキー。香港で有名なクッキーです。たまに東京の百貨店とかでも催事をしてるけど買ったことがなくて、なんとなく公式サイトを見ていたらボンラパス各店で販売されていることがわかり、チャンス!と思って買ってきました。噂に聞いていたとおりサックサクで美味しい〜!これは癖になるわ。缶の蓋がめちゃくちゃ硬いので開けるのが大変でつまみ食い防止に役立っています。相当な気合いがないと開けられない。

猫グッズとsolaでなぜかもらった箸。




早速博多人形を塗ってみた。そっくりに塗るのってなかなか難しい!猫ちゃんや、出来栄えはどうですか?

今回の旅の目標は苦しくなるまで食べない!だったので夜ご飯でかなり調節しました。食べなかったり軽くしたり。1人だと同行者と半分こしたり分けあったりできないので食べすぎになりやすくて、適量で止めるの難しいなと改めて思った。書いてないけど疲れると時々ホテルの部屋に戻って休憩しつつ本読んだりしてました。ホテルでゆっくりするのもいいものだ。1日中外で遊び回るのってかなり疲れるから、次一人旅に行く時もホテルはアクセスが良くて休憩したり荷物置いたりしやすいところにしようと思った。

おわり🐱