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わくわくするなにか

正月、美術館はじめ

もう2月も半ばだけど、正月のことから書きます。キリがいいのでね。

今年の目標のひとつ、「1ヶ月に1回は美術館に行く」。美術館に行くの好きなのに、なんとなく過ごしているうちに見たい展示を見逃す日々を繰り返してしまっていて、今年は行くぞ!という気持ち。

年明け早々に東京都現代美術館に行ってきました。社会人になったくらいから現代美術に興味を持ち始めて、この美術館は頻繁に行ってる方だと思う(それでも年に1、2回だけど)。

見てきた展示は「viva video! 久保田成子展」と「ユージーンスタジオ 新しい海」「MOTコレクション:日々、記す」の3つ。

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私のTLで評判が良くて、この展示はマストで見たかったやつ。

アーティストについてもヴィデオ彫刻という手法も何も前知識なく行ったので、最初はとっつきにくさがすごかった。初期の作品はあまりピンとこなくて、やたら出てくる「フルクサス」とは何・・・?という状態だった。なんだかこう、知らない人たちの会話に途中から入った時の置いていかれ感というか。これは私のキャプションの読み込みが浅かったゆえかもしれない。

ヴィデオ彫刻に至ってからの作品はすごくパワフルで、モニターと装置が一体になってるのが面白かった。動きそうな作品が動いてなくて不思議だったんだけど、確認したら毎日決まった時間に稼働させているみたい。これは下調べが甘かった。

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このスケート選手とか、動いているところ見たかったな。

下調べは大事です。

 

  • ユージーン・スタジオ 新しい海

入口の写真撮ってなかった。

こっちの展示はせっかくMOTに行くんだからもう1つ展覧会見ようと思い追加。平面の作品もインスタレーションも映像も素敵で、この人何者?漂う清潔感、静かな空気、とにかく綺麗な作品たちだった。

これも行って気づいたんですが、<想像>という作品が整理券制で、行った時にはとっくに配り終わってました。下調べ!!!

このような悲劇を繰り返さないために、次回からは展覧会の開始日時だけじゃなくて詳細ページもちゃんと見よう。

暗い空間で上から金色の砂が水みたいに延々とサラサラ落ち続ける作品が夢みたいに綺麗だった。オラファー・エリアソンの<ビューティー>を思い出した。これも暗い部屋で上から水がさらさら流れてて・・・というやつ。私は比較的暗い部屋に入る展示が好きです。何があるかわからなくてワクワクするので、暗い部屋加点がつく。

あとは平面作品の、金属版にドローイングしているやつが好きでした。金屏風みたいな雰囲気もあるけど今っぽくておしゃれ。

 

  • MOTコレクション:日々、記す

MOTのコレクション展はいつ行っても毎回何か違った作品が展示されてて面白い。これが企画展のチケットで追加料金無しで見られるのは嬉しい。今回はコロナ禍を反映した作品の展示があって同じ時代を生きてる人が描いたんだとしみじみ実感した。あとは河原温の<Data Painthing>をここで見れたのが良かった。この次に行った美術館にも同じシリーズの作品が飾ってあって、美術館によるキュレーションの違いというか、扱い方の違いを知ることができて面白かった。

前に一回ガイドスタッフさんが解説してくれるツアーに参加したことがあるんだけど、とても楽しかった。機会があったらまた参加したい。

 

もう1つ展覧会が同時開催されていて、それは流石に時間と体力的に見れないかなと思ってチケットを事前購入してなかったんだけど、やはりコレクション展を見たあたりでいい感じに夕方で、そのまま館内のレストランカフェで休憩し終了しました。

それにしてもすごいボリュームの美術館。開館時間に即入場して1日使えば全部回れるかも・・・?

正月休みの真っ只中だったので周りのおしゃれカフェやレストランが軒並み休業でこの日はランチもお茶も美術館内の施設を利用しました。

展覧会とコラボしたメニューがあったりして面白かったな。また機会があったら利用したいけど清澄白河は周りの飲食店もめちゃくちゃ魅力的だから悩む・・・。

 

年の初めから1日かけてじっくり展示を見れて大変満足な一日でした。おしまい。