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わくわくするなにか

初DIC川村記念美術館

マーク・ロスコの作品を所蔵してる美術館でずっと気になってたんだけど、シンプルに遠くて、行くぞ!って思うタイミングが無く、今回の企画展がすごく面白そうだったので良い機会と思って行ってきた。

  • アクセス

まずこの美術館は千葉の佐倉市にあって、東京の西側に住む私にはめちゃくちゃ遠い。

佐倉駅から無料バスで20分か、東京駅から高速バス(有料)で60分。調べたら東京駅からのバスが結構快適そうで、駅からバス停も近そうだったのでそちらのルートにしました。

バス停は東京駅の八重津北口(大丸とかの方)から出て徒歩2〜3分のところで、簡単に見つけられたけど、これ1日に1往復だけで乗り逃したらもう電車で佐倉まで行くしかなくなるのでちょっと早めに行った方が安心だと思う。私が行ったときは発車の5分前くらいだったけどもうバスが来てて既に乗ってる人もいました。

バスは空港に行く時とかに乗るリムジンバスみたいな雰囲気。大人片道1,360円でSuicaも使えた。路線バスみたいにちょこちょこ停車せずにすぐに高速に乗るので乗り心地も良く、ぼーっとしてたらすぐ着いた。

  • 展示

・常設

敷地広すぎて迷いそうになりながら展示棟へ。一階が常設、二階が企画展だったのでまずは常設から。教科書で見たことがあるようなレンブラントシャガールとか著名な画家の作品が展示されていて見応えたっぷり。

ロスコの部屋は照明が絞られててそこだけ雰囲気が違う感じ。赤を基調とした絵が数枚部屋を取り囲むように飾ってあってすごい迫力だった。ガイドの方が美術館の心臓部って言ってたけどまさに内臓っぽさも感じた。全然混んでなかったので一人で鑑賞できた瞬間もあって集中できて嬉しかった。

・ミニマル/コンセプチュアル:

ドロテ&コンラート・フィッシャーと1960–70年代美術

企画展のミニマル/コンセプチュアルは作品数もさることながら作品解説がめちゃくちゃ丁寧でものすごいボリューム。この前MOTで観賞した河原温の作品もあって、解説が違うと作品の見え方も違ってきて興味深かった。MOTはあっさりしてて読みやすくて、DICは詳細で理解が深まる感じ。ミニマルアートもコンセプチュアルアートも何も基礎知識持ってなかったけど展示が丁寧だったのでわかりやすかった。人の足跡がついただけの紙とか、一見数式を書き殴ったように見える紙、それを作品たらしめてるのはコンセプトなんだろうな、と思うなどした。

本当に解説が丁寧で興味深くて、ほぼ全てのキャプションを読んだら結構疲れた。その疲れのままに展覧会のカタログを買わなかったんだけど今になって買ったらよかったかなーと後悔してる。


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作品は撮影できなかったけど作品インスパイアの和菓子を抹茶と頂きました!外側がシャリっとしたあんこ玉?羊羹?的なやつで美味しかった。本物の作品は鉛で1個11kgらしい。

毎日ガイドツアーが開催されてて先着で参加できるのでしました。開催時間的に全て展示を見てからの参加になったけど、見た展示を振り返りながらスタッフさんの知識も聞けてめちゃくちゃ良かった。

 

  • お昼

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敷地内のレストランでいただきました!美味しかった!前菜が一品一品凝ってて嬉しい。これとコーヒーor紅茶がついて1,700円は安い気がする。混んでるときは予約した方がいいのかも。

 

帰りのバスの時間があるので15時過ぎには退散。他の人のレポ読んでたら帰りは佐倉駅行きのバスに乗って佐倉の美術館をはしごして帰ってて、そういうパターンも面白そう。

次の企画展も素敵な感じがするのでまた行きます。楽しみ。