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わくわくするなにか

美術館ホッピング in 青森


青森旅行に行ってきた。
観光で青森に行くのは子供の頃の家族旅行以来2回目。前職の出張で何度か訪れてはいたものの、せいぜいランチを楽しむくらいで観光はできず、新青森駅からタクシーに飛び乗って訪問先に向かいながら横目に県立美術館や三内丸山遺跡を眺めて、行きたいなあと思っていた。
去年から今年にかけてTwitterのTLで弘前れんが倉庫美術館青森県立美術館十和田市現代美術館を巡る旅行をしている人をちらほら見かけて、それがあまりに楽しそうであそ(id:aso414)と一緒に我らも美術館ホッピング旅を計画したのであった。
フォロイーの皆さんはやすやすと巡っているように見えたんだけど、実際に自分たちで計画すると難しくてびっくりした。何がって、十和田です。十和田が遠い!!調べると、十和田に行くには八戸に宿泊している人が多い様子。なんとか新幹線と宿を手配して、あとは行ってから調べればなんとかなるでしょう、とふんわりしたスケジュールで出発。
ふんわり部分が後に響きます!

1日目【弘前

新幹線慢心物語

東京駅と新幹線を甘く見ていてひでえ目に遭った。
まず8:20発の新幹線で8:00に集合して朝飯をゲットする予定をたてていて、この時点でかなり時間がタイトなんだけど私が5分遅刻。あそは先に朝飯をゲットすべくDEAN & DELUCAへ。在来線を降りたら即DDへ向かおうとしていたんだけど、駅構内を歩きながらあそのLINEに返信していたら、
新幹線ゾーンを超えて京葉線の入り口まで行ってしまった。(8:09)
歩きスマホ、悪でしかない。焦りながら新幹線ゾーンに向かいグランスタに行くべく地下に降りると、
あると思ってた場所にDDがない。(8:10)
あ〜!もうだめだ〜!地図見ても頭に入らない!最優先すべきことは新幹線!朝飯は諦めよう!
新幹線改札待ち合わせに変更とLINE送信(8:13)
新幹線改札付近に戻るものの、気が動転していて方向感覚を失う。南改札の表示を発見して向かう。
あそから北改札のLINE。ひっ!私たち北と南に分かれてる!
やはり席待ち合わせにしようとあそから再度LINE(8:16)
あと4分しかないのに改札通過してないのやば。
席に直行。車両の入り口付近で席が合ってる合ってないのやりとりが行われていて通路が塞がれている。はよ通して〜!
待ちきれず、すいませんと言いつつ突破。
着席。あその姿形なし。発車。(8:20)
LINEの応答もない。
可能性1.どっかの車両に飛び乗ってる
可能性2.乗れなかった
1の場合は待ってればいい。2の場合の対応が頭を駆け巡りはじめる。青森で……会うしか……!?
見たことないくらい鋭い眼光のあそ登場(8:25?)
両手にはコーヒー(一つは私の分。申し訳ねえ!!)を持っている。よ、よかった!!ほんとによかった!!2人分のコーヒーカップを袋もなしに直接手に持っていたため改札通過がえらい大変だったらしい。両手塞がってるのに切符出せないよね…。自動改札機の平になってるところにカップを一旦置くことでどうにか切符を通して、ホームに着いてすぐそばの車両に飛び乗ったそう。状況を想像しただけでウワーッ!となる。本当にお疲れ様です。間に合って良かった。
しばし見通しの甘さについて反省会をしました。
あそはこの時私の京都旅行のときの帰りの新幹線がギリギリだった事件を思い出していたらしい。私もです。
whatsin.hatenablog.com




落ち着いたところで、朝おやつのノー・レーズン・サンドウィッチを食す。朝冷凍庫から出して保冷バッグに入れて持ってきたのだ!左が甘夏、右がレーズン。
甘夏とっても美味しかったなー!暑い日だったからさっぱり風味が気分だったのかも。ビスケットの生地やクリームがそれぞれ調整されてるのがすごい。色合いからして違う。そして冷凍で送られてきたとは思えないほどサクサクだった!あそが苦労して持ってきてくれたコーヒーとともにいただきました。充実のおやつタイムだった。
パッケージのリボンが可愛かったのでウサ吉に襷掛けにして子供用ハーネス風に。

新青森から弘前

新青森に到着!1日目は弘前を回るので在来線に乗り換える。ホームに着き、まだ電車来てないなと思っていた。
「ねえ!後ろ見て!」というあその声に後ろを見ると、ホームのすっげー後ろの方に電車が止まっていた。ひい!車両数少ないタイプのやつ!!全く気づかなかった!小走りで電車に向かい、なんとか乗車。発車時間ギリギリであった。
この旅、気を抜いたらやばい!!
弘前駅に到着し、あそが調べておいてくれたレストラン山崎を本日のランチにすることに。電話したら予約できた。ラッキー!

レストラン山崎







熱々好きとしてはポタージュが驚くほど熱々で嬉しい。なめらかでぽってりとしているのでさらに熱さを感じる気がする。暑い日だったけどお店の中は心地よく冷やされてるので問題なし!量もたっぷり入っていてじっくり楽しめた。
メインはホタテと魚とじゃがいものガレット的なやつだった気がする。こちらも予想以上に美味しい!ガレットがカリッカリ。私はコース料理ってメインよりも前菜の方を気に入る傾向にあるんですが、これはメインが素晴らしかった。全てのパーツがいい。
最後の驚きはデザート!今回のコースはメインがMVPだったな、と思ってたらデザートもめちゃくちゃ良かった!上がマンゴーのムース、下がタルト生地。ムースの中には別の味のソースが仕込まれていて、タルト生地も2層になっていた。これ、ガラスのショーケースに並べられて一個一個買われてくタイプの高級ケーキでは!?コースの最後にこのクオリティのデザート出てくるの凄すぎる。コースの最後のデザートってちょっと軽いものになりがちな気がしてたけど、ここは一味違ったね。ケーキに感動しすぎて、隣のパティスリー山崎を食後に覗いてみたらこの日は生ケーキはなかった。山崎のケーキ、また食べたい。

やっちまったpoint
この後の予定と動線をおさらいしていたら、駅に荷物を預けてきたことが悪手だったことに気がついた。荷物取りに行ったら結構な時間のロスが生まれて夕飯の時間がすっごく遅くなってしまう!
気になっていた雑貨屋巡りをしつつ駅に戻り、荷物を回収することに。

雑貨屋めぐり


代官町のあたりにおしゃれな雑貨屋さんやアンティークショップがあって、3軒ほどハシゴ。
どのお店も接客が心地よい。




駅へ向かう通りがとてもかわいかった!お店にその店を象徴する図柄の看板がかけられている。このお店は洋服屋さんかな。
足元には子供の足型のタイルが。なんか良い。

弘前れんが倉庫美術館

荷物を無事にゲットして、お次は弘前れんが倉庫美術館へ。

絵本の世界?雰囲気良すぎ。

つるんとした犬ちゃん。かわいい。

大巻伸嗣—地平線のゆくえ


暗い展示室が大好きなんですが、ほぼ暗くてすごく良かった。暗い展示室の没入感とか果ての見えなさが作品とすごく合っていて想像以上でした。あの世とこの世の境目みたいな、森とか海を眺めている時に感じる底知れなさを感じた。




明るいエリアもある。

カフェでお茶

気になっていたアップルパイが食べられるカフェに行こうとしたところ、すでに閉店時間で無理だった。リカバリーすべく周辺を調べるも、ちょうどいいところがなく……。どないしよ、となった時に美術館併設のカフェの詳細を見たら、なんと週末だけ閉店時間が遅くなっていた!ありがたい!アップルパイもあるし、ここで決まり!

なんと可愛い店内。あそはイケてるトートバッグを購入していた。




アップルパイとたぬきケーキ。三角になってるたぬきケーキは珍しいらしい。この後両方とも無慈悲にカットして半分こした。次のイベントに向けてエネルギーチャージ!

金魚ねぷた列車

出発前日に観光協会のホームページを見ていたら、面白そうなイベントを発見した。電車の中に金魚ねぷたを飾り付けて走らせているらしい。しかも週末は電車内の明かりを消してねぷたの光だけで運行するという。気になって、さっそくSNSで画像や動画をチェックして昨年の様子の投稿を確認。
すっっごい綺麗!!!!行きたい!!!
1日目の旅程の中にぐいっと追加できるかも…
ということで、行ってきました。
金魚ねぷた列車は弘前れんが倉庫美術館のすぐそばの中央弘前駅から出発して終点は大鰐駅。夕方まで美術館のカフェで休憩しつつ時間を潰して、出発時間に合わせて駅に向かった。


中央弘前駅。雰囲気がエモい。というかこの後ずっとエモさの連続であった。
観光客が沢山いて写真撮るの大変だったらどうしよう、と思ったが全くの杞憂で、乗客の大半は地元の方のようだった。車両の隅の方に数名ずつ写真をパシャパシャ撮っている人がいるな、くらい。もちろん私たちもパシャパシャ組。

明るいうちはねぷたの細部や本来の色合いがよく見えた。小さいのにひとつひとつ手作りですごい。後から写真を見返していて気づいたんだけど、よーく見るとところどころアマビエが混じってる。

肉眼で見ている景色が綺麗すぎて、写真を撮っても撮ってもなんか違う!となる。もっと写真撮るの上手くなりたい。
だんだん地元の乗客が降りていき、観光客ばかりになっていく車内。日も落ちてきてねぷたの明かりが綺麗で写真を撮るスピードが加速する。初めて会った観光客同士で談笑する姿も見受けられて、なんつーか、この電車、雰囲気が……いい……!エモい上にめちゃくちゃノスタルジックで和やかで、もう、GOOD VIBESすぎ。

雰囲気良すぎてぼんやりしているうちに終点の大鰐駅に到着。かなり楽しませていただきました。普通乗車券だけでこんなに満喫さてもらっていいんだろうか。
最後の一枚。

名残惜しいけどすぐ乗り換えて青森駅に向かいます。電車一本一本の感覚が広いからこれを逃すと大変なのだ。大鰐駅からJR大鰐温泉駅への乗り換えはすごく簡単。階段登って降りたらすぐ。大鰐温泉駅のホームから停車中のねぷた列車が見えます。とっぷり日が暮れてから乗るねぷた列車もさぞかし綺麗なんだろうな。

南大門

青森でまずはホテルにチェックイン。すごく空腹というわけではないけど、なんとなく小腹が空いていたのでホテル近くの焼肉屋さんで軽く冷麺を啜ろうや!ということになった。
向かった南大門は地元客で大変繁盛しているお店だった。活気があってよい。ただ、1名めちゃくちゃ笑い声がデカい人がいる。何デシベル!?男子高校生たちがデカ笑い声を真似し始めて、店内に常に笑い声が響き渡る状態になってしまった。うちらの声が…通らん……っ!
焼肉の写真に誘惑されてまんまと注文しようとするのをあそに嗜められ、理性的にキムチ、冷麺、クッパをオーダー。飲み物は私がレモン生搾りジンジャーエル、あそが冷凍レモンが入ったコーラ。




レモンの盛りがものすごくて、ワーっ!すげー!と盛り上がっていたら持ってきてくれたスタッフさんも笑っていた。それまでクールな対応だったスタッフさんが笑ってくれたのが嬉しくて、バイトの◯◯ちゃんは私が目をかけてやらなきゃ!みたいな厄介常連客の気持ちがちょっとわかってしまった。

2日目

魚菜センター

青森の朝は満場一致で魚菜センターののっけ丼で決まり!
まずは受付でチケットを買って、白ごはんを入手。あとは乗せたい魚介を選んでチケットと交換!

広い!!!!目移りしまくり。一旦あそと別れて各自ネタ探しの旅へ。




ネタがキラキラしてる。選ぶとお店の人がご飯の上にひょいと乗せてくれます。
そして完成した私ののっけ丼2023ver

ホタテを中心にまぐろ、うに、イクラ、卵、好きなもの全部乗せ。しじみの味噌汁付き!
いつもならホタテは頼まないんだけど、あまりに大きくて美味しそうだったので乗せてみたらめっちゃくちゃ美味しかった。ホタテとかイカとかのねっとりまったり感があまり好きじゃない、というか胃もたれしてしまってあんまり量を食べられないんですが、このホタテはねっとりというよりぷりっとしてて甘みがくどくなくて何個でもいけそうだった!
朝からこんな贅沢して……幸せ……!今回トロと赤身を食べてみて、最近赤身派になってきたことを確信した。トロ、なんかくどさを感じる。加齢か…?

A-factory

お次はお土産を見にゆきます。

天気が良くてきもちいい!浜辺のオブジェの前で記念写真を撮りまくった。1人だと恥ずかしさがあるけど2人だとこういうとき思いっきりやれていい。
A-factoryの中をウロウロしながらお土産を購入。そして流れるように売り場の横のジェラート屋さんへ。あそと一種類ずつ選んで購入。

嶽きみ(とうもろこし)とスモモ。色合いも可愛い。嶽きみはまろやかで甘くて、とうもろこしのプチプチ感が残っていてとうもろこし好きの人にはたまらんやつ。スモモはキュッと酸っぱくてさっぱり!まろやかとサッパリの反復横跳び、ずっとしてられる。何度も交換し合いながら完食。青空と砂浜を見ながら冷房が効いた室内でアイス食べるのってすごく贅沢だな。

海坊厨

一回ホテルに帰ってお土産をカバンに押し込んだりチェックアウトしたりして、街中を少しぶらついたらお次はランチ。食べてばかりですね。





ボリュームすっご!手が混んでて美味しい!これ……おまかせランチで1,700円……。この値段でどうやって出せるんだ!?新しい皿が運ばれてくるたびに驚いていた。
そして極め付けがこちら。

豆が入ったパンナコッタだったと思う。
今まで食べたどのパンナコッタよりも濃厚でテリーヌみたいにしっかりしていた。クリーミーだけど甘すぎない。豆がすごく柔らかくてフォークがすっと入る。おいし…っ!このコース2,000円しないのにこんなクオリティのデザート出てくることあるのか…!青森凄すぎる。このあたりから青森の甘いものがやたら美味いことに気付き始めた。

青森県立美術館

コレクション展

青森駅からバスで県立美術館へ。庵野展が大盛況のようでした。我らはコレクション展へ。




奈良美智の作品やはりかわいい…!つるつるもちもちのフォルム。棟方志功コーナーにあった作者の写真の笑顔がめちゃくちゃ良くて、まさに「😄」で、こんな笑顔ができるようになりたい。佐野ぬいの作品群は色使いがとてもおしゃれでかわいかった。

あおもり犬。れんが倉庫美術館の犬に比べるとかなりでかい。

青い森鉄道

この日は八戸の夜ご飯を予約していて、その時間に合わせて八戸へ向かいます。青い森鉄道、初乗車!
車中ではオリジナルフレグランスを作るならどんなコンセプトにする?とか、夜にインスタライブをしようよ!とかについて話していたらすぐ着いた。

本八戸についたらいい感じの日の落ち具合だった。

Casa del cibo

ホテルからタクシーで夕飯のレストランへ。念願のカーサ・デル・チーボです!フォローしてる方たちが何人か行っていて、とても羨ましく見ていたので行けて嬉しい。あそも一緒に行ってくれてサンキューです!













どのお皿にも工夫があって初めて出会う味だった!パスタが3種類出てきてびっくりしちゃった。しかも全部美味しい。特に鮑の肝を練り込んだトロッコリ(写真中段右)が好きだった。大変美味しかったんですが、ボリュームがすごくて、お肉の皿の付け合わせを食べきれず残念だった。私にもっと力があれば…!悔しい……っ!
そしてデザート。こちらも大変な高クオリティ。ラベンダー風味のジェラートとルビーチョコ、ラベンダーメレンゲの一皿。良い香りと冷たさで食後感が心地よかった。
最後の最後の小菓子。散々食べてお腹がかなりいっぱいなのに、えっ!?っていうほど美味しかった。特にマシュマロ。プルプルでした。
この食事が終わる時間を読み間違えてインライの開始時間が大幅に遅れたのであった。まさかこんなにすごいボリュームとは思わなかったのよ。
この日の夕食は19時スタート、22時終わりでした!満喫とはこのこと。

本八戸……?はやぶさ……?

食事中に翌日の予定を確認していて、ここでわかった問題点が2つ。
1つ目。
八戸駅本八戸駅って別の駅だった……。本八戸に宿をとってしまったけど翌日行く十和田の美術館へのアクセスは八戸から行くのが吉っぽい。ルートが沢山あるけど、どれも時間がかかるものばかり。どうしよう。
2つ目。
東京・新青森間の往復ではやぶさを予約していた我ら。帰りは途中駅の八戸から乗ればええやろ!と思っていた。そしたら、予約してたはやぶさ八戸駅に停まらないタイプのやつだった。
ひ、ひい……!!!
ああでもない、こうでもない、と考えて、どうすることにしたかは3日目の記録にて。

お話タイム

インスタライブを22時からやるつもりだったのに食事が終わったのが22時。全然間に合わなかった!全編通して見通しが甘い旅である。
タクシーでホテルに帰って慌ただしく準備をして、30分以上遅れてバタバタと配信を開始した。
インライでは視聴者からのコメントがリアルタイムで見れるのがめちゃくちゃ嬉しくて楽しくて、配信時間1時間くらいかなと思っていたのに気づいたら1時間半もやっていた。終了後にコメント一覧が見れるものと思い込んでいたが、実際には見れなくてかなりショックを受けた。だいたい覚えているけど、原文また見たかった……。
楽しかった余韻に浸りつつも翌日の起床が早いので就寝。

3日目

十和田へGO

本八戸に宿をとってしまう凡ミスをどうリカバリーしたか。そう、タクシーです!前日の夜にホテルのフロントで頼んでおいたのだ。
八食センターで海鮮を堪能したり、館鼻岸壁朝市に行ってみたりしたかったんだけどうまくスケジュールが組めず断念。時間は有限……。また次回リベンジしたい。

駅に着いたらまずはみどりの窓口に直行。はやぶさについて相談すると、親切に教えてくれた。私たちが持ってる切符は宿とセットのやつだから他の便に振替できないけど、八戸から盛岡まで予約してないはやぶさに乗って、誰も座ってない席があれば座ってOKとのこと。(たぶん空いてる席が自由席扱いなんだと思う。もちろん途中の駅でその席を予約してる人が乗車してきたら譲る必要がある。)
なので、
八戸→盛岡 予約してないはやぶさの空席
盛岡→東京 本来予約してたはやぶさの指定席
というルートで帰ることに。追加料金発生しないしスムーズに帰れそうでよかったー!

これで安心して十和田に向かえる。
まずは青い森鉄道三沢駅へ。あそが切符を無くすハプニングがあったものの、青い森鉄道の対応がすばらしかった!なんと三沢駅のスタッフさんが八戸駅に電話して八戸駅のスタッフさんが改札前に落ちていたあその切符を見つけてくれた。や、優しい……!!
そのやりとりの間に私は気になっていたアップルパイを取り置きすべく予約の電話をかけた。こちらも電話対応の感じがすごく良くて気分が良くなった。
三沢駅からバスに乗り、十和田の街へ。美術館に行く前にアップルパイを買いに行く。その道すがら、八戸駅売店で買ったおにぎりで朝ごはん。

筋子!このおにぎりとても美味しかった!

相馬菓子舗


やって来ました相馬菓子舗!ツイッターで絶賛されてるのを見かけて気になって、絶対ここのアップルパイが食べたかったので嬉しい。予約していたアップルパイ2つをゲットし、他の商品を見ていると、試食を出してくれた。接客の感じもいいし試食用のケーキの一切れ一切れもデカい。良すぎる。ソルトレーズンと小倉バター、アップルケーキを試食。とっっても美味しい。

お土産に買ったのがこちら。
ソルトレーズン、ちょっと驚くくらいクリームに塩気があってクセになる。洋酒が効いたレーズンとナッツが入った生地とクリームが合う。小倉バターを試食するとき、あそに試食用のかけらが大きいから半分こしない?と言われたが、やだ!一個食べる!と思わず断るほどにここのお菓子は美味しかった。食い意地よ…。最初からこの3種類は全部買おうと思っていたが、試食してみて、何個ずつ買おう?という検討になった。小倉1、ソルトレーズン3、アップルケーキ5で購入。




近くの公園のベンチに移動して、アップルパイをいただきます。外側のパイがサクサクなのに真ん中のりんごゾーンは驚きの水気!りんごはくったりしていなくて、シャキシャキ感がある歯触り。その上から少しとろみがついたシロップ?ジュース?がかかっている。夢中で食べ終えた。汁気があるから持ち帰るのはちょっと大変そう。

十和田市現代美術館

いよいよ最後の美術館、十和田市現代美術館に到着。
芸術作品を見ながらみんなで感想をシェアする会に参加してみたんだけど、我らの深読み力と自分の仮説を信じる力が強すぎて微妙に他の鑑賞者さんと着眼点が合っていなくて笑った。オタクとして日々鍛錬した妄想力が裏目に出た瞬間だった。
このモチーフがこうこうこうなってるから〇〇を表してるはず!(キリッ!)と、意気揚々と推測したが、あとで解説読んだら全然違った。

常設展


常設のハンス・オプ・デ・ベーク「ロケーション(5)」が好きなタイプの暗闇作品だった!入ってすぐは暗すぎて周りがよく見えないんだけど、目が慣れてくるとレストランの店内みたいになっていて、席につくと窓の外にハイウェイが見えてくる。奥行きがすごくて本当に暗い店内にいるみたいだった。子どもの頃お盆に親の実家に行くときは決まって夜間ドライブで、暗い車内から眺めた高速やトンネルの中の景色を思い出した。ノスタルジック。

企画展「中空を注ぐ」


中央の塔に並んでいるのは瓶や壺の口と首の部分だけを切り取ったもの。人間の体の名前で呼ばれる部分が切り取られて蓋をされた状態で並んでいるのは深読みするとうすら怖くもあった。

ミュージアムカフェ




雨足が強くなって来たのでカフェで休憩。クラムチャウダーを頼んでみたんだけど、何かが分離してる気配がした。本来のポテンシャル出しきれてない感がありちょっと残念。

野外展示




一瞬の晴れたタイミングで野外作品を駆け足で鑑賞。

カフェ ハッピーツリー

バスの時間まで1時間くらい休憩したくて探したカフェがこちら。予想以上のおしゃれさ、雰囲気の良さ、フードの美味しさ!

パンケーキ、口溶けが大変良い。とっても美味しそうなベーグルのメニューもあり、すごく気になった。飲み物もおしゃれで、私はLaura Palmerというコーヒーをハーブ入りレモネードで割ったものを頼んでみた。爽やかなレモネードの風味から始まって、ほろ苦いコーヒーにたどり着くのが面白い。
この店は最高なことにバス乗り場にめちゃくちゃ近い。店を出るときに結構雨が降っていたのでこの立地に大いに助けられた。

帰るよ

来たルートを戻って八戸駅へ向かう。この時乗った青い森鉄道の車両がすごくかわいかった!




外側も内側も11ぴきのねこ。癒される。車窓から虹が見えたのも嬉しかった。結構大きめの声で虹だ!虹だ!と話していたんだけど、他の乗客たちは誰も気にしてなくて、窓に一瞥もせずで、Coolでした。
朝にみどりの窓口で確認したとおり、八戸駅からはやぶさに乗って空席に着席。盛岡で乗り換えて無事予約席に辿り着いた。



夕飯は駅弁と相馬菓子舗のマドレーヌ。このマドレーヌ、ナッツが入ってて美味しかった。

お土産


旅でゲットしたものたち。しじみの味噌汁がお昼ご飯のお供にちょうど良くて活躍中。
そしてやっぱり一番はこちらです。

相馬菓子舗のお菓子たち!食べるたびにウマ…となる。冷凍してちょっとずつ食べるとあそには言っていたけど、冷凍する暇なく食べ尽くしてしまった。(5つあったアップルケーキはちゃんとお土産として配布しました!)
心残りはタムラファームのアップルパイに巡り会えなかったこと。ウェボで教えてもらって気になってたんだけど、我らが行ったお土産屋さんには無く…。やはり欲しいものはちゃんとどこで売ってるか調べなきゃダメだなと思った。

動線がめちゃくちゃになったり新幹線の手配をミスったりと反省点が多い旅だったけど、そんなことは些細な問題に思えるほど楽しかった!1人旅行だったら落ち込んでたかもしれないけど、誰かと笑い飛ばせるのってすごくいい。

今回たまたま色違いのリュックを持って来てたので、ねぷた電車でリュックの記念写真を撮ってみた。リュックが旅してるみたいでかわいいね。

おわり🚃