『地球がまわる音を聴く：パンデミック以降のウェルビーイング』へ行ってきました。
『「パンデミック以降をいかに生きるか？」を考えるために、これらの作品の想像力を借りて、この複雑で広大な世界を省みること、本質を見つめ直すことから始めてみるのはいかがでしょうか。（公式サイトから抜粋）』ということで、作家それぞれの視点から見た世界や問題提起を感じることができてとても面白かった〜！
- お昼
まずは腹ごしらえにミッドタウンの地下へ。ちょっとずつお店の顔ぶれが変わってて面白い。でもいつもタイ料理屋さんに入ってしまう。
グリーンカレーとトムヤムフォー！グリーンカレー、前は美味しさがよくわからなかったのに食べてくうちに大好きになってきた。おいしい。
- 森美術館「地球がまわる音を聴く」
六本木ヒルズに向かうと予想外に人が多くて驚いた。美術館フロアもかなりの混雑。同時開催のアリス展とか妖怪展が大人気のようで、『地球がまわる〜』展の会場に入ると混雑は快適に鑑賞できるレベルになった。
メインビジュアルの元にもなっているヴォルフガング・ライプの《ヘーゼルナッツの花粉》。土台の色に花粉の優しい黄色が映えていてかわいい。
青野文昭の《僕の町にあったシンデンー八木山越路山神社の復元から2000～2019》はその大きさと密度に驚く。中に入ってふと家具と家具の隙間や穴を覗いてみると、その先に仕掛けがあったりする。最奥に位置する大きな箪笥に描かれた頭のない人の絵は神とか人智を超えた力とかの象徴なんだろうか？ちょっと怖い。
堀尾貞治の色塗りシリーズは展示方法が面白くて道具が壁一面に貼られていたのは圧巻だった。アトリエを再現した扉の左上にある物体は風船で、何度も色が塗り重ねられているらしい。すごいテクスチャーだ。
この展覧会で一番好きな作品。金沢寿美《新聞紙のドローイング》が凄かった！全体写真上手く撮れてなくて悲しいけど本物をぜひ見てほしい！
壁一面に黒い光沢のあるカーテンがかけられてるだけのように見えるんだけど、よく見ると新聞紙を鉛筆で塗りつぶしたもの。塗り残しが綺麗で銀河の星々みたいだった。さらに、印象的な言葉や画像も塗り残してあって、こんなニュースあった……！これも、これも……、とここ数年のニュースが走馬灯のように頭を駆け巡った。
鉛筆の塗りが光沢が出るくらの密度で塗られていて、とてつもない作業量で驚く。メッセージ性も相まってすごくパワフルな作品だった。左の写真は昨今のニュースに対する私の心の声とシンクロしてたので思わず撮ってしまった部分。勘弁してほしい。
自然をテーマにしたものもあればニュースとかDVをテーマにしたものもあり、とても面白かったな。特に後半の展示室の作品が好きでした！
- 小休憩
やっぱOYOGEのテンモーパンはうまいのよ！ミッドタウンの正面入り口付近のベンチで休憩しつつ飲みました。ゴミ箱はエレベーター降りたとこのトモズ斜め前あたりにあった。街中にゴミ箱無さすぎるから助かる。
- 21_21 DESIGN SIGHT「クリストとジャンヌ＝クロード “包まれた凱旋門“」展
アートプロジェクトをめぐるドキュメンタリー映像が中心。雑な感想だけどスケールが大きくてすごい。館内で動線がよくわからなくて何度か戸惑った。どっちから行っても大きな差異はなかったのかもしれない。映像はたっぷりあったんだけど正直そのほかの展示とかキャプションに物足りなさを感じてしまった。いっそ2121を包んでほしかったですね（無茶振り）。ミュージアムショップがいつもの場所から向かい側の建物に移動してるから要注意！凱旋門モチーフのTシャツやバッグなどがあります。
OYOGEでたい焼きを箱買いして帰りました。限定フレーバーも食べたけどやはりつぶあんクリームチーズが最高！シグネチャーこそ至高。
以上です！
