What’s in here ?

わくわくするなにか

春の展覧会めぐり&近場ごはん

春に行った展覧会まとめです。こまめにに投稿するつもりが結構溜めてしまっていた。
今回も美術館の前後にご飯に行ってるときはそれも書きました。

アーティゾン美術館

ダムタイプ







よくわからないけど面白そうなので行ってみた。暗い展示室ってワクワクしつつ居心地良くてちょっと眠くなる感じがして好きなんだけど、ダムタイプはそれの極みって感じで全体がめちゃくちゃ暗いし心地よい環境音みたいなのが聞こえてくるし、作品がぼやーっと発光していて近未来の夢でも見てるんか?という状態だった。発光してる透明なレコードがとても綺麗だったな。こういうSF映画に出てきそうな光景を実際に見れるのって美術館の面白いとこだなと思った。

アートを楽しむ ー見る、感じる、学ぶ


正直、あまり覚えておりません……

石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 画家の手紙

こちらも……っ!
ダムタイプでリラックスしすぎて眠くなったんだと思う。

【おやつ】srecette


この日のメインイベントはパフェです!
一口目のコーヒーアイスがコクがあってミルク感が強くて優しい甘さで本当においしかった。でっかいカップで食べたいくらい。上に乗ってるメレンゲはサクサクで歯触りがとっても良くてアイスでひやっとした後メレンゲをサクッていうループがたまらん。中の柑橘アイスはちょっと不思議な食感でなめらかとシャクシャクの間みたいな感じ。柑橘の皮のちょっと苦いところの存在まで感じる解像度の高いアイスだった。パフェの中にカリカリサクサクした何かが入っていてそれが大変おいしかったな。何だったんだろう。
コーヒーと柑橘って合うのかな?と思っていたけどとーっても美味しかったです!毎回思うけどこの距離で作り手からコンセプト聞けるのってとても良い体験で、豪徳寺に店舗ができてからパフェの解像度が上がってさらに楽しめるようになった。また行きたい!

【ごはん】フリホーレス


ミッドタウン八重洲でヘルシーな食べ物を探した結果、野菜が入ったブリトーを半分こすることに。ひさびさに食べるとブリトーうめー!スパイシーな具にアボカドともちっとした皮が良い。

庭園美術館

邸宅の記憶







富のパワーを感じた……!どの部屋もどの部屋もきれい!美しい!すげえ家だよ……。豪奢とはこのこと。
お庭の花が見頃でかわいかった。和菓子みたい。

【ごはん】Trattoria Dal Birbante Giocondo




道路挟んで美術館の向かい側にあるお店。
大変美味しいイタリアンでした!前菜の玉ねぎ入りオムレツ、玉ねぎの香ばしさが素晴らしくてとっても美味しかった。そんでホワイトアスパラのカルボナーラはパスタに濃厚ソースがよく絡んでて噛むとモチっ、トロっとしてずっと咀嚼してたかった。ソースは限界まで掬って食べました。

原爆の図 丸木美術館

去年の夏に国立ハンセン病資料館に行ったときに名前を知って気になっていた趙根在の展覧会があるということで丸木美術館まで行ってきました。
つきのわ駅から歩いて行ったんですが、いやー、遠かった!徒歩30分て。




とっても良い天気だったので暑かったけど道端の花とか緑が生き生きしてて綺麗だった。

誰も歩行者がいなくて、この道合ってる?世界から歩行者消えちゃった?と心配になったりした。

到着っ!

常設展

まずは常設の原爆の図から。
ただただ凄かった。
写真を撮れる場所もあったんだけど、もうね、撮れないです。描かれていることを受け止めるだけで精一杯。いまだに感情が消化しきれてない。破壊したり乱暴したり殺したり、人間って愚かすぎると思いつつも、でも虐げられてるのも人間で、逆境の中でひたむきに生きたり、弱者を助けるのもまた人間なんだよな、と複雑な気持ちになった。
改めて、戦争なんて絶対ダメだと思った。過去の出来事だと思っていたけど自分が目を向けていなかっただけでずっとどこかで戦争はあったし、最近は状況が悪化しているしで気が重くなる。悲しい。
企画展スペースの奥にある水俣の図やアウシュビッツの作品も苦しみや悲しみを内包しているようでとてつもない迫力だった。戦時じゃなくても非道な行いがゴロゴロしていて本当辛い。

趙根在写真展 地底の闇、地上の光


空気感が伝わってくるような写真ばかりで、とても良い展示でした。療養所での暮らしやそこで生きていた人たちについて解像度が上がった。
日本での朝鮮の方たちの暮らしの写真があったのも興味深かった。自分の知らない世界ってまだまだあるな、と再認識した。

購入した図録。半分くらい趙根在が寄稿した文章なんだけど、とんでもなく文が上手い!小説家では?ってくらい表現がすごい。読んでると情景がどんどん浮かんでくるし、感情の表し方もすごく巧み。中学を中退して炭鉱で働いたために文字の読み書きが苦手だったとは信じられないくらい。内容は、住んでいた集落や炭鉱の生活の話、療養所に行って写真を撮るまでの流れなどです。もちろん写真も素晴らしいので機会があればぜひ読んでほしい。

【ごはん】ピザハウス カポン


丸木美術館から徒歩15分くらいのところにあるピザハウス。おばあちゃん家に行ったときみたいな懐かしさがある。お客さんは地元の人が多そうだったな。お昼時だったのでお昼の情報番組がテレビで流れてた。まったりした雰囲気とピザと瓶のコーラ、添えられたレモン。良すぎ。パスタも美味しそうだだったので気になります。
お会計は現金のみなので注意です!

片道2時間以上かかるので気軽には行けないけど、また行きたいなと思う美術館だった。できれば車で行きたい。免許無いけど。

初夏編へつづく🐾